台風で日程が変更になった第87回全国高校野球選手権西東京大会の準決勝が28日に行われる。つかの間の休息で力を蓄えた選手たちが、頂点に向かって一気に駆け上がる。監督たちの思いを聞いた。
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[日大三―早実 9時]
甲子園の常連校同士。日大三は3連覇を、早実は01年に西大会に移って以来初の代表を狙う。
■自分たちの野球を 日大三・小倉全由監督
「どのチームにも勢いと力がある。自分たちの野球を出せるかが勝負。選手には自分たちを信じよう、と伝えた」
■胸借りて思いきり 早実・和泉実監督
「挑戦者として臨んだ大会。胸を借りるつもりで思い切りいく。西東京一のチーム相手にどこまでできるか楽しみだ」
[明大中野八王子―都小平 11時30分]
明大中野八王子は5年ぶりの決勝進出を目指す。都小平も4強唯一の都立として気合が入る。ともに目標は初優勝だ。
■試合に集中して 明大中野八王子・石田高志監督
「神宮まで来たら実力の差はない。個性豊かな選手たちには、試合に集中して新しい歴史を作ろう、と話した」
■選手、普段通りに 都小平・石田幹雄監督
「1年間で百数十試合をこなしてきた。普段通りやろう、と言った。観客が多いので、大きな声でつなぐよう指示した」