大島「うちのガチ紅白戦がすごい」

2021年秋季鹿児島大会で初優勝を果たした鹿児島県・奄美大島の大島高校。秋の九州大会では春夏連覇の経験がある沖縄の興南高校を完封で下すなど、準優勝。2014年春21世紀枠で出場した以来、初の一般枠でのセンバツ出場を決めた。注目は九州大会9試合に登板し9完投をあげた鉄腕サウスポー、大野稼頭央くん。部員の9割が離島出身のチームで平日の練習時間は約1時間半と短い中でいろいろな工夫が。フリーバッティングではエース大野くんがマウンドに。打者の対戦感覚を掴むためと、ブルペンでの投げ込みをフリーバッティングで行う目的。打者も本格的な投手と対戦できるメリットがある。さらに試合である工夫が。離島のため練習試合をする機会がほぼない。そのため島の審判を呼んで公式戦のような本格的な練習試合を行う。ベンチは大盛り上がり！ピッチャーも三振を取ると叫ぶ！さらに審判は公式戦さながらのジャッジまで！就任8年目の塗木監督は「本土に行って試合をすることがほぼないので、島にいる公式戦で審判をする人にお願いしている。審判がいることで試合が引き締まって公式戦のような紅白戦が出来ている」という。この『ガチ紅白戦』で試合経験を積み、奄美大島初の甲子園勝利を狙う！