広陵(広島)× 佐賀北(佐賀)
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「がばい旋風」が甲子園を席巻――。第89回は佐賀北が開幕試合からとんでもなく甲子園で成長を続けた大会となった。クライマックスは広陵(広島)との決勝の8回だ。それまで野村祐輔の前にわずか1安打だったが、1死から連打と四球、さらに押し出し四球で3点差。打席には3番副島浩史。その3球目、やや甘く入ったスライダーを強振すると、打球は高々と舞った。13年前の佐賀商がマークしたのと同じ、さらに決勝史上初の「逆転」がつく満塁本塁打となって左翼席へ吸い込まれた。