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「守備の人」腐らず、成果 初スタメンで初本塁打 静清・益田龍介選手

2011年3月26日11時10分

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写真:京都成章―静清 1回裏静清1死、益田は右翼線に二塁打を放ち一塁を回る=日吉健吾撮影拡大京都成章―静清 1回裏静清1死、益田は右翼線に二塁打を放ち一塁を回る=日吉健吾撮影

 (25日、静清9―3京都成章) 「まさか入るとは……」。静清の右翼手、益田龍介君(3年)は、試合後も興奮冷めやらぬ様子だった。

 実は、この試合が公式戦初めてのスタメンだった。4点差に追い上げられて迎えた7回裏。1死二、三塁の好機に打順が回ってきた。

 初打席こそ右翼線に二塁打を放ったが、第2、第3打席は一塁ゴロなどに仕留められていた。「どんな当たりでもいいから、最低でも1点入れよう」。そう念じながら打席に入った。

 ファウルで粘った後の7球目。高めに浮いた変化球を振り切ると、打球はふらふらと左翼方向に上がった。「浅いフライかな。犠飛になってくれ」。ところが、打球は風に乗り、そのまま左翼スタンドの最前列に飛び込んだ。

 高校生活初めての本塁打が甲子園で飛び出した。そう気付いたのは、二塁の手前。飛び上がるような足取りで本塁を踏んだ。

 昨年の秋季大会は、地区大会の守備固めばかりで、打席に入ることはなかった。続く県大会、東海大会はベンチ入りメンバーからも外れ、ノックや打撃練習などの補助役に回った。

 悔しさを抱えながら、「自分は守備しかない」と、持ち前の強肩に磨きをかけた。練習試合で結果を残せるようになり、ようやくレギュラーの座をつかんだ。

 守備に期待してスタメン起用したという光岡孝監督は「びっくりです。ああいう選手が打つとチームの雰囲気が良くなる」と喜んだ。

 次戦に向け、「自分は守備で使ってもらっているので、勘違いせず全力でプレーしたい」と表情を引き締めた。けれども、試合後にホームランボールを手渡されると、「宝物にします」とたちまち笑顔になった。(土肥修一)

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