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第79回選抜高校野球大会

旭川南

初出場

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旭川南、1点遠く 浅沼投手「泣き虫」返上する熱投

2007年03月28日

 「大きな舞台でも、自分のピッチングが通用することが分かりました」。旭川南の先発・浅沼寿紀投手(3年)は、初めての甲子園をこう振り返った。そこには、かつて小池啓之監督(55)に「泣き虫」と怒鳴られた面影はなかった。

写真

力投する旭川南の浅沼

 エースで主将で5番打者。浅沼投手はまさに「チームの大黒柱」だ。181センチの長身から、落差の大きなカーブに直球を織り交ぜ、打たせて取る投球を身上とする。

 浅沼投手は1年生の春から、エースとなるべく小池監督に育てられた。零下10度の厳しい冬でも、毎朝6時過ぎから10キロのランニングを課された。小池監督も自転車で並走し、「へばるな」と声をかけ続けた。

 打ち込まれた試合の後では、涙を見せることもしばしばだったという。そんな時、小池監督はわざと「お前の顔なんか見たくない!」と厳しい言葉でしかった。エースとしての自覚や闘争心を身につけて欲しかったからだ。

 浅沼投手は期待に応えた。昨秋の道大会と明治神宮大会の計8試合67回を1人で投げ抜き、防御率は1.34。選抜出場32校中、60イニング以上投げた投手の中では8位に入る。

 小池監督は甲子園に行く前、「北海道の看板を背負う以上、無様な試合は出来ない」と話していた。

 駒澤大野球部の後輩・香田誉士史監督(35)率いる駒大苫小牧の活躍は、北海道に対する視線を大きく変えた。「うちは駒苫とは比べものにもならない」と遠慮がちに話す小池監督だが、重圧を感じないわけにはいかない。

 この日の浅沼投手は8回を投げ被安打4、5奪三振、与四死球ゼロ。失点も1点に抑えた。勝った創造学園大付の赤羽晋投手(3年)と互角に投げ合った。

 「今日は弱気にならず最後まで腕が振れていた。北国に戻る唯一の収穫です」。試合後、小池監督はまな弟子をこうねぎらった。

 チームの誰も甲子園の土は集めなかった。「この経験をバネに、必ず夏も来ます」。浅沼投手は力強く誓った。



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