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総合ニュース

岐阜県選抜にパワー互角の勝負 日伯高校野球

2007年05月19日

 17日に岐阜市の長良川球場であった日伯親善高校野球試合(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)で、県選抜チームはブラジル選抜チームと対戦し、5―3で勝利した。県選抜は場外本塁打を含む3本塁打を放つ長打力を見せたが、選手たちはブラジル選抜の選手たちの劣らぬパワーに圧倒されていた。

写真試合後、ブラジル選抜の選手らとあいさつを交わす岐阜県選抜の選手ら(手前)=岐阜市の長良川球場で

 大垣西の高野友裕君は2回、直球にヤマをはって打ち返し、同点の本塁打を放った。「でもあちらの打撃も強引に引っ張ってきて、パワーがあった」と話す。実際、ブラジル選抜もこの日は4本の二塁打を打つなど、県選抜が放った6安打の2倍の12安打。一度はシディネィ・トミタ君の2点本塁打で同点に追いつき、好試合を演出した。

 ブラジル選抜のテンイチロー・サトウ監督は「負けはしたが良い試合だった。選手たちは長時間のバス移動の後でも良いプレーを見せて頑張った。ギフの選手たちの高い実力をほめたい」。主将のトミタ君も「ギフは春の選抜大会で準優勝したチームがある県。これまでの相手より強いと聞いていたが、本当だった」と話し、県選抜の長打力に感心していた。

 一方、18日から同球場などで開かれる東海大会に備えて球場入りしていた三重・皇学館の3年、池山怜太君は、ブラジル選抜のベンチの動きに注目していた。「口笛を吹いたり、ベンチに戻ってきた選手に大きな声をかけたり。野球にも日本と違う文化があるんだな」と興味深そうだった。

◆7歳の大役 終えて笑顔 始球式のエンゾー君

 試合に先立つ始球式では、大垣市のブラジル人学校「HIRO(ヒロ)学園」小等部1年で日系3世のビートル・エンゾー・ファエス君(7)が投手を務めた。

 5月の大型連休明けから、家や学校でキャッチボールをして練習してきた。4月下旬に県高野連の見崎仁志理事長から硬式のボールとグラブを手渡された時には、砲丸投げのようなぎこちないフォームだったが、この日はしっかりとした上手投げ。ボールはワンバウンドで捕手のミットに収まった。

 大役を終えたエンゾー君は「うまく投げられるか怖かったけど、拍手がうれしかった」と、はにかんだ。

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