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福島県選抜、ブラジル選抜に1勝1敗 「自信ついた」

2007年05月16日

 高校野球の県選抜とブラジルのアマチュア野球選抜が対戦する「日伯親善野球大会」が15日、福島市の県営あづま球場で行われた。県中・県南・いわき地区選抜が出場した第1試合は、8―1で県選抜が圧勝した。県北・会津・相双地区選抜が戦った第2試合は、7回終了時点で降雨コールドとなり、3―7でブラジル選抜に敗れた。

写真第1試合で試合前に記念品を交換する両チームの選手たち。大会は国際交流の場にもなった=15日、福島市の県営あづま球場で
写真味方選手に声援を送る県選抜チームの選手たち=15日、福島市の県営あづま球場で

 春の県大会を3日後に控えた時期にブラジル選抜と対戦した選手たちにとって、夏の大会に向けての収穫や課題が見えた試合にもなった。

 「自分たちの野球が通用するんだという自信をもった」。ブラジル選抜に完勝した県中・県南・いわき地区選抜の主将を務めた日大東北・天野勝仁内野手(3年)は試合後、そう言って目を細めた。

 郡山・増子秀誠捕手(同)は第1試合の1回裏、四死球や4番の日大東北・丸本孝平(同)の左前安打で1死満塁の好機に打席に立った。

 フルカウントからの6球目、捕手の経験を生かし「読んでいた」という相手先発トクダの直球を強振。打球は詰まりながらも右中間を破り、走者一掃の三塁打となった。「県内の選手と球速は変わらなかった。大舞台で打てて自信になりました」と語る。

 投げては、先発の日大東北・渡辺洋平投手(同)が、5連続三振を含む見事な内容で、春の県大会へ弾みをつけた。

 「昨冬のトレーニングで球速が上がった直球を試したかった」と渡辺。初回こそはスライダーで相手打線の打ち気をかわしたが、2回には直球狙いで強振するブラジル打線に、あえて内角直球で勝負した。

 一方、課題が見つかった選手も多かった。

 第2試合の4回から登板した会津農林・小原卓也投手(同)は、自信をもつ直球を打ち込まれ、2回で7安打を浴びた。「調子はそんなに悪くないが、少し甘いところに投げるとたたかれた」とブラジル打線のパワーを認めた。

 3打席無安打と先発シンドウに苦戦した福島商・菅野将文内野手(同)は「今までにない速さ。速いボールについて行けるようにならないと」と語った。

 試合を終え、2日間だけの選抜チームは解散し、選手たちは各校に戻った。18日から始まる春の県大会で、今回出場した多くの選手が対戦することになる。

 選抜チームのムードメーカー的存在だった磐城・浦山哲平捕手(同)は「すごく充実した時間だった。でも明日からはライバル。自分たちのチームが勝てるようにがんばりたい」と意気込んでいた。

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