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冷静、相手投手の癖見抜く 清峰・佐々木伸遊撃手

2006年04月04日

写真

佐々木伸之遊撃手

 打席の佐々木伸は、PL学園のエース前田の癖を見抜いていた。投げ終えた瞬間、体が一塁方向に動く。

 2回表無死。二塁にはこの回の先頭打者木原がいる。吉田監督からのサインはバント。「自分も生きようかな」。佐々木伸は三塁方向に打球を転がした。

 読み通り、捕球した相手投手は体勢を崩した。内野安打。チャンスが広がった。

 佐々木伸は塁上でも冷静だった。すかさず二盗。「(投手の)フォームが大きかったのでいけると思った」

 その後、内野ゴロが2本続いた。木原は本塁でアウトになったが、佐々木伸は、打者田辺の三塁ゴロの間に三塁からホームに駆け込み、先制点を挙げた。

 清峰は冬場の間、内野ゴロの間に、本塁に突っ込む練習を重ねてきた。練習後には、股関節を柔らかくする「股割り」に時間をさき、下半身を鍛え抜いた。

 「練習の成果が生きている。あれで攻撃のリズムがうちに来て、いいスタートが切れた」。吉田監督はそう振り返る。

 試合後、佐々木伸はいたずらっぽく笑った。「有名校と対戦できるのはおいしい」。決勝の相手も「超有名校」の横浜だ。「決勝はそう簡単には打てないと思う。また、足とバントを使って勝ちたい」。長崎県勢初の頂点まで、あと1勝。


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