第78回選抜高校野球大会で初戦を突破した智弁和歌山は、28日の第3試合で、岐阜城北(岐阜)と対戦する。試合を前に、智弁和歌山・古宮克人主将と、岐阜城北・太田恵太主将に、相手校の印象や抱負などを聞いた。
第78回選抜高校野球大会で初戦を突破した智弁和歌山は、28日の第3試合で、岐阜城北(岐阜)と対戦する。試合を前に、智弁和歌山・古宮克人主将と、岐阜城北・太田恵太主将に、相手校の印象や抱負などを聞いた。
――1回戦を振り返ると。
古宮 打撃陣は調子が悪く、相手投手の球を芯でとらえられなかった。先発した竹中はよかったが、守りでもミスが出た。チーム全体の出来は60点。
太田 打撃は高めのボール球に手を出していたのが良くなかった。守備は、先制点を取られた後もリズムをくずさず、安定していた。練習の成果が出たと思う。
――相手校の印象は。
古宮 投手を中心にした守りのチーム。エースの尾藤君は、真っすぐでどんどん押してくるタイプで、追い込んでからの変化球もいい。初戦で逆転サヨナラ勝ちした攻撃陣も、ねばり強い。
太田 良い投手、打者がそろっている。投手の竹中君はコントロールがよかった。打撃では、強引に長打に持っていく感じではなかった。
――どんな戦い方をしたいか。
古宮 打撃陣がガンガン打たなければいけない。追い込まれる前に、甘い球を逃さず打つ。追い込まれても、変化球をしっかり見極めたい。初戦で竹中が頑張ったので、今度は野手が奮起しなければ。
太田 エース尾藤がコースをついて、打たせて取るイメージがあればそう点は取られない。攻撃では相手の失投を見逃さないようにしたい。小刻みに加点し、3点以上とれればと思う。
――1回戦後のチームの雰囲気は。
古宮 打撃練習では、みんな少しずつ調子が上がってきている。初戦に勝ったので、気持ちの面でも楽になった。試合に向けてまた集中力を高めていけば、自然と結果はついてくると思う。
太田 初戦に勝ったことで、気持ちの面でいい状態だ。観客が多い甲子園球場の雰囲気にも慣れ、硬さはない。対戦しがいのある相手なので、挑戦する気持ちで臨める。
――試合に向けての抱負は。
古宮 自分たちを見失わずに、「普段着野球」をしたい。目の前の勝負に全力を尽くすのみです。
太田 体を張ってアウトを取っていく。守備でリズムをつくり、攻撃につなげたい。絶対勝って、校歌を気持ちよく歌いたい。