第78回選抜高校野球に出場している神港学園は28日第2試合(正午開始予定)で、成田(千葉)との2回戦に臨む。神港学園の北原光広監督と成田の尾島治信監督に、試合への意気込みなどを聞いた。
◆神港・北原監督「守備固めて接戦を狙う」
成田の唐川投手は140キロ前後の速球を投げ、力強い。簡単に点は取らせてもらえないだろう。1人1安打でもいいと思っている。犠打を確実に成功させるなど好機を逃さずに、まず1点を取っていきたい。
成田の打線は上位だけでなく、下位まで丁寧に打ってくるので気を付けたい。お互い開幕日に初戦を終えており、選手もリラックスしているはず。2回戦は落ち着いた試合展開が期待できる。
試合は接戦に持ち込みたい。神港はバッテリーを中心とした堅い守りに自信がある。一つの失策が試合を決定づけることもあるので、守備をしっかり固めて、そこからリズムを作りたい。
◆成田・尾島監督「少ない好機生かしたい」
1回戦は背番号12の林投手を起用するなど、神港学園は、どの選手が出てきてもきちんと仕事をこなせる総合力がある。先発には浅倉、蒲田、森下と左打ちの選手が3人いて、足が速い点も注目している。
神港学園は強打の印象が強いが、投手中心に手堅い野球をする。簡単には打てないだろう。こちらも唐川が前回同様の投球をすれば、大量失点はない。先制点にはこだわらないが、少ない好機をどちらがものに出来るかが鍵だ。
死球を受けて腕を打撲した富沢も試合に間に合うのでほっとしている。犠打を確実に決めるなど、ミスのない攻撃で得点したい。