東海大菅生は28日、1回戦最後の第6日第1試合に登場する。対戦相手は昨夏の選手権大会にも出場している秋田商(秋田)。待ちに待った初戦を前に、東海大菅生の横井人輝(ひとき)監督と、秋田商の小野平監督に抱負を語ってもらった。
――相手校の印象を聞かせてください。
横井監督 投手中心に守りが堅い。佐藤洋投手は変則的な下手投げで、似たタイプがいない。防御率も1点台でなかなか点は取れない。打撃もシャープだ。何せ東北大会の覇者ですから。
小野監督 昨秋の都大会決勝を見たが、投打がまとまっている。きびきびしていて、監督の指導が行き届いていると思った。
――チームの仕上がり具合は。
横井監督 能力が高い選手がいるわけではないが、冬の打ち込みの成果が出ている。順調です。
小野監督 今年はいつになく雪が積もり、12月からグラウンド練習が出来なかった。その分、走り込みと筋トレで鍛えた。外の練習は数えるほど。16日にこっちに来たが、秋の状態に近づいている。1回戦最後の試合という日程はよかった。
――試合のポイントはどこだと思いますか。
横井監督 投手の立ち上がり。無駄な点をやらないようにしないと。打撃は水ものだからわからない。後半勝負になればいい試合になると思う。とにかく離されないようにしたい。
小野監督 5回までいかに点数をやらないかだ。甲子園は寒いし、緊張する。わけがわからないうちに点を取られるのだけは防ぎたい。
――警戒する選手は。
横井監督 投手の佐藤洋君。打者は中軸。足の速い選手は警戒します。
小野監督 左打者です。
――どんな試合にしたいですか。
横井監督 うちは点差のある試合をしてこなかった。締まった試合をしたい。前回は優勝候補と騒がれたのに、初戦で負けた。どうしても選抜で初勝利したい。
小野 うちも同じ。接戦の好試合をしたい。