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関西

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関西、苦しんで逃げ切り

2006年03月26日

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6回表関西2死満塁、三塁走者ダースは熊代の右前適時打で生還。続いて二塁走者小原も生還。捕手戸田

 第78回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)第3日の25日、関西は光星学院(青森)と対戦。先制を許したが、中盤、山本直の本塁打で追いつき、集中打で勝ち越しに成功。エースのダースは制球に苦しみながらも粘り強く投げ、6―4で逃げ切った。関西は第7日の29日、第2試合で早稲田実業(東京)と対戦する。

■6回一気、光星突き放す

 ◎…いきなりピンチを背負った。1回2死二塁で迎えた相手の4番打者。「ボール球で様子を見ようと思った」。捕手の小原は1球目に遅いカーブを求めた。だが、ストライクが入らず苦しんでいたダースの投球は、真ん中へ。左前に運ばれ、1点を失った。

 「一番打たれやすい球を要求してまった」。後続を抑え、ベンチに戻ったとき、小原はダースに謝った。制球に苦しむエースを支えようと、「球は走っているぞ」と励ますのも忘れなかった。

■8回のピンチ 直球勝負、気持ち一つ

 ◎…小原が入部して初めてキャッチボールしたのがダース。球の勢い、鋭さに驚かされた。それ以来、「ダースにふさわしい捕手」が目標だ。

 昨夏、新チームになって正捕手の座をつかんだが、打者を抑えるのは小原のリードではなく、ダースの球の力。守備の的確な指示で野手を引っ張ったのは主将の安井。小原は、「扇の要」の捕手の役割を果たせない自分がふがいなかった。

 そんな小原に、ダースはあえて厳しく接した。「昨夏の先輩捕手の方が投げやすい。リードも勉強不足だ」。小原に成長して欲しいという思いからだ。小原も黙々と投手の球を受け続けた。試合後は、自分のリードについて投手陣と話し合い、どんな配球がいいか、必死に考えてきた。

 ◎…4点リードの8回。無死満塁のピンチ。ダースは昨夏の甲子園の京都外大西戦で、6点差を逆転された試合を思い出していた。ダースの動揺を感じ取った小原は声をかけた。「点差もある。思いっきり投げ込め」

 小原は、それまで多く投げていた変化球に、相手打者が慣れ始めたことに気づき、直球を要求。「あのサインに気持ちが入った。打たれても悔いはない」とダース。2人の気持ちが一つになって、この回を2失点でしのいだ。

 「今日は、捕手としてダースを支えることができたと思う」。試合後、小原は少しだけ表情を緩めたが、江浦監督は「初回のリードは反省してほしい」と厳しい。「投手とよく話し合って修正します」。小原の気持ちは、もう次の早実戦に向かっている。


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