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一関学院

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一関学院、春舞台へ挑む 県勢22年ぶり4強目指す

2006年03月08日

 第78回選抜高校野球大会が23日、阪神甲子園球場で開幕する。守備力を重視した「希望枠」で、出場32校の1校に選ばれた一関学院。夏の甲子園には5回の出場経験を持つが、選抜は初出場だ。「実力は32校中、32番」と沼田尚志監督は言うが、堅実な守備とチームワークで、目指すのは、84年出場の大船渡以来の4強入りだ。

 選抜出場への道は、実は、敗戦から始まった。昨年8月、新チーム結成直後の秋季県大会一関地区予選で一関一に逆転で敗れた。

 「非力な選手が多い上に、落ち着きもない。バラバラのチームだった」と沼田監督は振り返る。

 この敗戦を境に、チームは変わった。危機感が芽生えたチームは、新主将・中村竜輝君を中心にまとまっていく。

 地区予選を敗者復活戦から勝ち上がり、県大会では専大北上や盛岡大付など、県内強豪校を接戦で破り、優勝した。

 10月の東北大会では、エース・太田裕哉君の左腕が注目を集めた。140キロ近い直球とキレのあるスライダーで、3試合で30奪三振を記録した。全試合を完投し、スタミナ面の強さも見せた。

 準決勝で秋田商に敗れたが、捕手の下舘大輔君は試合後、「僕のリードさえ良ければ、太田さんの球は絶対に打たれない」と話した。太田投手も「安定して投げられる最高の捕手」と後輩をほめた。沼田監督も「2人が崩れればチームは成り立たない」と語る。

 東北大会では、他県の選手との体格の違いに驚いた。パワー不足は明らかだった。チーム打率は2割そこそこ。3試合で計4得点にとどまった。冬の間、筋力トレーニングに取り組み、多くの選手が3〜5キロ体重を増やした。1日500〜千回の素振りをした。

 沼田監督が目標とするのは「負けない野球」だ。「計算ができる」守備、バント、走塁を練習の要に据える。全体練習のほとんどの時間が守備練習と試合形式の実践練習に割かれる。

 「体も小さいし、実力もまだまだ。でも、普段通りの守備ができれば、十分に戦えます」。指導歴21年目のベテラン監督は、県勢22年ぶりの春1勝を見据えている。

 ○攻撃の要・千田英治君 長打復活へパワー増す

 日の落ちたグラウンドで、みけんにしわを寄せながら、何度もバットを振り続ける。「何かおかしい。タイミングが合わない」。一関学院の4番候補が悩んでいる。

 179センチ、79キロの体で振り抜く長打が魅力だが、東北大会では、10打数3安打。長打はなく、豪快さは鳴りを潜めた。

 冬場、鏡の前で納得いくまでバットを振った。夜10時を過ぎることもざらだった。寮から約4キロを走って学校に通い、筋力トレーニングも重ね、体重は秋から3キロ増えた。しかし、実践練習で打球は思った軌道を描かなかった。

 悩める主軸の振りを見た沼田監督は「全く問題ない。考えすぎです。そろそろ吹っ切れますよ」と笑った。確実にパワーを増し、豪快な振りが甲子園で見られるはずだ。

 ○チームの要・中村竜輝君 仲間に気配り声止めず

 ホッとできるのは、寮のベッドに横たわる瞬間だけだという。

 「いつも、気が休まりません」と笑う。練習中はチームメートの動向に気を配り、常に声をかけている。

 主将の指名は、昨秋の県大会地区予選が始まる直前だった。新主将の選出時期としては遅かった。「まじめすぎて、周りが見えなくなることがあった」と沼田監督は話す。1年生が代理主将を務める「屈辱」も味わった。ようやく主将になったが、初戦で一関一に敗れた。

 自分の半端な気持ちが原因だと責め、誰よりも大きく声を出して練習に臨むようになった。

 強い打球が襲う三塁を守る。「弱い気持ちがよぎることもある。でも、どんな球でも取ってチームをもり立てたい」

 自分のことより、チームのことを考える時間のほうが長いそうだ。

 ○守備の要・金森大貴君 丁寧なプレーに安定感

 守備の一関学院を象徴する選手だ。公式戦出場9試合で26打数2安打、打率0割7分7厘。東北大会は無安打に終わった。沼田監督は「こんな打てない遊撃手は前例がない」とつぶやきつつ、先発メンバーに起用し続ける。「鉄壁の守備」を見込んでのことだ。

 派手なプレーはない。飛んできたボールを丁寧にグラブに収め、一塁に送球する。東北大会は無失策で切り抜け、安定感は揺るぎない。

 東京都出身。母親の郷里で甲子園を目指したいと一関に来た。友人もいない土地での不安な日々は「親に心配かけちゃだめだ」と考え、練習に打ち込んではねのけた。

 最大の課題は打撃だ。「冬は誰より素振りをした。今までのようには終わりません」。自信をのぞかせた。


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