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思わぬ選出、動揺はなし 北海道栄〈06選抜・話題校〉

2006年03月13日

 「気持ちいい」「開放的で動きやすい」。11日、大阪府内のグラウンドで練習した選手らに笑顔が広がった。屋外でボールを追うのは雪が積もり始めた昨年11月中旬以来、この日が初めてだ。

 駒大苫小牧の出場辞退で、6日に選抜大会の出場が決まった。大会開幕まで残された時間は2週間足らずと少ない。「甲子園と言われても、まだ実感がわかない。今日は球場の広さに慣れるだけでいい」。渡辺監督の言葉は控えめだ。

 昨秋の北海道大会決勝は駒大苫小牧に2―15で敗れた。夏の全国選手権2連覇の相手から1点を先取したものの、直後に逆転され、5回には7失点。古俣主将は「駒苫がしっかり守ったのに対し、僕らはミスが続いた。守備に大きな差があった」と振り返る。

 その反省から、冬場はノックに力を入れてきた。捕球、送球の精度とともに、声のやり取りやカバーリングなどミス防止のプレーを重視した。11日の練習でも、内野陣はスムーズなボール回しを見せ、鍛錬の成果を見せた。遊撃手の新城は「甲子園は大観衆のイメージだが、平常心でいきたい」と胸を張った。

 前身の北海道日大時代に春3度、夏1度の甲子園出場経験を持つが、81年の選抜出場を最後に壁を破れない日々が続いた。04年は全国選手権南北海道大会決勝まで進んだが、その夏に全国制覇した駒大苫小牧に3点差で敗れた。

 思わぬ形で転がり込んできた春の大舞台。古俣主将は「大事なのは今できることを精いっぱいすること。そのことに集中したい」。選手たちに浮かれた様子はない。


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