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不祥事の明徳義塾、再起へ忍ぶ日々

2005年12月20日

 今夏の第87回全国高校野球選手権大会を不祥事で出場辞退した明徳義塾(高知)は今、再起をかけた日々を送っている。

 副部長から監督に転じてまだ5カ月。飯野勝監督(40)は総勢117人の選手たちを見つめている。8月3日から6カ月間の対外試合禁止処分を受けている今、練習は1、2年生に加え、卒業を控えた3年生31人もできる限り参加している。

 集団喫煙に関与した部員11人のうち1年生8人は退学、2年生1人はソフトボールに転部した。馬淵史郎前監督(50)は「辞退の直後、部に残って頑張れと説得したが、どうしても居づらいということだった」と話す。もやもやした空気は秋以降、新チームを覆っていた。

 雰囲気が変わったのは3年生の姿が大きかった。前主将の赤瀬らが後輩の練習相手を務め、グラウンド整備を率先してやった。「先輩たちの思いを背負って頑張ろうという声が多くなった」と永松。県外選手が多く、実家が全国に散らばっているため、従来はなかった父母会も9月に設立した。メールや電話で練習や寮での様子を流している。

 今夏まではプロを目指していた赤瀬は、来春から体育学部のある大学に進む。「最後の夏、選手として甲子園には出られなかった。だから、指導者として戻りたい」との思いからだ。対外試合禁止が解除になるまであと約1カ月半。永松は「明徳が野球もマナーも更に成長した姿を見せたい」と決意を語った。


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