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2年佐藤、サヨナラへの口火 高校軟式野球優勝の能代

2010年08月31日

 2日にわたった準決勝でサヨナラ勝ちした能代の勢いが、決勝でも生きた。

写真新田−能代 9回裏能代2死一塁、佐藤は右中間にサヨナラ三塁打を放つ。捕手田井能=明石、伊藤恵里奈撮影

 テークバックが小さく、球の出所が見えづらい新田の左腕菊池に7回まで無安打に抑えられた。8回、突破口を開いたのが先頭の2年生佐藤だ。「ずっと直球だったから、次は変化球が来る」。配球を読み切り、カーブを中前にはじき返す。チーム初安打で同点のきっかけを作ると、9回2死一塁では初球の直球を右中間三塁打に。歓喜の輪の中で、先輩たちにもみくちゃにされた。

 能代が目指したのは打ち勝つ野球だ。主力には1時間以内でいい当たり100本を打つ「100本バッティング」が課される。明石でもバッティングセンターに通って打ち込んだ。準決勝も決勝も決勝打は2年生。5日連続登板となった3年生のエース加賀谷は「力のある2年生に支えてもらった」。

 佐藤は高校では硬式野球部に入るつもりが練習がきつそうで帰宅部に。だが、時間をもてあまし、今年1月に入部。今畠監督は「守備、走力は劣るが、打力はずばぬけている」と評し、春にはベンチ入りした。佐藤もブランクを補うため、人一倍練習した。

 秋田勢は甲子園で13年連続初戦敗退。佐藤は同じ中学の野球部で、今夏代表の能代商のエースから激励のメールをもらった。「秋田の野球が強いところを見せたかった」。その言葉を証明した。(野田枝里子)


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