ここから本文エリア
長崎市で開幕した第131回九州地区高校野球大会は第1日の27日、創成館が神埼清明(佐賀)を下して2回戦に進んだ。17年ぶりの九州大会出場となった諫早は初戦で姿を消した。
創成館は29日午前10時から県営野球場で、鹿児島1位の鹿児島情報と対戦する。
長崎市総合運動公園かきどまり野球場の佐世保実―宮崎日大は雨のため28日に順延された。決勝の日程も変更され、11月2日正午開始となった。
◇
(熊本工1―0諫早)
春夏計39回の甲子園出場経験をもつ強豪・熊本工を相手に、諫早の1年生エース馬場康一郎君が8回を1失点で投げ抜いた。あと一歩の惜しい試合。「何度も守備に助けられた。もっと勝てる投球をしたい」と馬場君は振り返った。
0―0の4回1死二塁、高めに浮いたスライダーをとらえられた。右越えの適時三塁打で1点を奪われ、これが決勝点になった。
甘い球は「足腰の弱さが原因」と自己分析した。だが、村松喜彦監督は「馬場が投手だったから、ここまでこられた」とほめた。
やはり1年生の土井豊捕手とは諫早市の中学生選抜チーム以来、バッテリーを組む。2人でチームを引っ張って甲子園に出場するのが中学時代からの目標だ。村松監督は「冬を越えればさらに成長する」と期待している。(井口恵理)