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開会式の練習を行う選手ら=熊本市の藤崎台県営野球場で |
球児たちの「夏」がやってくる。第88回全国高校野球選手権熊本大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が14日、熊本市上熊本1丁目の県立総合体育館であった。新たに熊本国府が加わり、出場校は過去最多の68校。7月8日の鹿本農―電波高専戦を皮切りに、同26日の決勝まで、甲子園出場をかけた67試合が行われる。
各校の主将と部長、監督らが抽選に臨んだ。シード校は8校。昨秋以降の公式戦結果から、第1から第7までは熊本工、専大玉名、ルーテル学院、八代東、城北、秀岳館、熊本農の順に決定。第8は熊本北、東海大二、九州学院の抽選で、九州学院に決まった。
シード校を8ブロックに分けた後、残る60校が抽選。部長や監督らが見守る中、主将がくじを引き、校名と組み合わせの番号を読み上げ、思わぬ相手に苦笑したり、強豪同士の好カードに驚いたりする表情を見せた。
選手宣誓をする主将と開幕試合での始球式で投球するマネジャーも決まった。選手宣誓する球磨工の瀧本圭祐主将は「部員には『引いてくる』と言ってきた。チームと相談して正統派の選手宣誓をしたい」と話した。
始球式では、希望した31校の中から秀岳館が選ばれ、3年生で元選手の小幡晃大君が登板する。「選手に負けないような直球を投げたい」と意気込んでいた。
抽選会後、同市の藤崎台県営野球場で開会式の予行演習があり、各校のプラカードを持つ選手やマネジャーが参加。初参加の熊本国府の1年生マネジャー、古本幸伸君は「きれいに行進し、元気が良いところをアピールしたい」と話した。
開会式は7月8日の午前10時から同野球場で行われる。
■今年度の役員人事 県高野連が承認
県高野連は14日の責任教師会で、新井久徳・済々黌高校長の会長留任など今年度役員人事と熊本国府高加盟を承認した。
新任役員は以下の通り。(敬称略)
【顧問】西田尚巳(監督会)
【常任理事】河野直広(必由館)▽中村正浩(東海大二)
【理事】菅浩(済々黌)▽園田松吾(ルーテル学院)▽平井洋介(文徳)▽隅中俊一(苓洋)▽興梠聖二(菊池)▽森田茂樹(軟式、熊本農) 【監事】内村良司(御船)