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石川

羽咋工・須磨前監督に育成功労賞「能登から甲子園」掲げ

2006年06月14日

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育成功労賞に選ばれた羽咋工の須磨保彦さん=県立野球場で

 羽咋工野球部の前監督で、現責任教師・総監督の須磨保彦さん(59)が、日本高野連と朝日新聞社が表彰する「育成功労賞」(旧イヤー・オブ・ザ・コーチ)に選ばれた。「能登から甲子園へ」という言葉を掲げて30年にわたって能登地区の高校で監督を務め、高校野球の発展に尽力したことが評価された。

 「野球の素人」と自らを呼ぶ。選手としての野球経験はない。中学ではバスケット、高校では軟式テニス、大学では「字が下手だと嫌だ」と書道部に所属した。

 両親ともに教師で、兄2人、妹も教師。須磨さんも社会科の教師を志したが、大学を卒業した年に石川では採用試験がなく、民間の会社に半年勤めた。縁があって赴任した明徳高(現・宝達高)では最初、バスケット部とテニス部の監督。2年目に急に「代打」で野球部の指導を頼まれたのがきっかけだった。

 その後も他の部を指導することもあったが、中島高に赴任して以来、ほぼ野球部の監督一筋。無我夢中で取り組んだが、どう教えていいか悩み続けた。

 「それで当時一番強いと思った星稜まで何度も足を運び、練習を遠くから盗み見た。そのうち盗み見ばかりじゃ悪いと思って、時々は山下智茂監督にあいさつをして見学もさせてもらった。星稜の練習は厳しかったが、生徒の人間性も育てており、衝撃を受けた」

 それ以来、常に星稜を目標にしてきた。「星稜が能登地区の学校に負けたのは数えるほど。でも私は2度も勝っているんですよ。1度目は七尾工高時代の93年春、準々決勝で。2度目は羽咋工高時代の02年秋、準々決勝で」と胸を張る。

 最も思い出深い試合は、中島高で監督をしていた83年春の県大会、準々決勝の小松商戦。「当時、部員は20人くらい。それも中学時代は卓球部とか相撲部とか素人ばかり。足だけは速かった元陸上部の選手にはバントだけを教え込んだ。全打席セーフティーバントさせたら、三塁手が失策をして決勝点。1―0で勝っちゃって北信越まで出場した。あのころは楽しかったなあ」

 悲願の「能登から甲子園」の夢はまだ実現していない。道路の整備によってマイクロバスで簡単に移動できるなど環境面での格差はなくなりつつあるが、能登の優秀な選手が金沢に流れる傾向には歯止めがかからない。

 来春定年を迎える須磨さんは今年から総監督に退いた。

 「私がもっと選手に技術指導ができたら勝たせてやれた試合もあったかもしれない。でも、能登から甲子園へ行くには熱意しかない。それさえあれば、能登から甲子園はそんなに遠くはないよ、とみんなに伝えたい」

 *

 すま・やすひこ 46年、旧富来町生まれ。富来高から立正大へ進む。70年に明徳高(現・宝達高)に社会科教諭として赴任。73〜77年は輪島高。77年から中島高、89年から七尾工高、96年から七尾農高、00年から羽咋工高でそれぞれ野球の指導に携わり、監督歴は約30年。今年度は監督を勇退、責任教師・総監督に。78年春、83年春、95年秋、02年秋に北信越大会に出場。02年には羽咋工高が第75回選抜大会の「21世紀枠」の県推薦校に選ばれた。


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