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スキがあれば迷わず走る 加古川北、光る突進

2011年3月25日9時28分

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写真:加古川北―金沢 8回表加古川北2死一、二塁、都倉の左前安打で二塁走者渋村はバランスを崩しながらも走り続けて生還する=中里友紀撮影:加古川北―金沢 8回表加古川北2死一、二塁、都倉の左前安打で二塁走者渋村はバランスを崩しながらも走り続けて生還する=中里友紀撮影拡大加古川北―金沢 8回表加古川北2死一、二塁、都倉の左前安打で二塁走者渋村はバランスを崩しながらも走り続けて生還する=中里友紀撮影

写真:加古川北―金沢 8回表加古川北2死一、二塁、都倉の左前安打で二塁走者渋村が生還。捕手丹保=中里友紀撮影:加古川北―金沢 8回表加古川北2死一、二塁、都倉の左前安打で二塁走者渋村が生還。捕手丹保=中里友紀撮影拡大加古川北―金沢 8回表加古川北2死一、二塁、都倉の左前安打で二塁走者渋村が生還。捕手丹保=中里友紀撮影

 (24日、加古川北4―0金沢) スキがあれば、次の塁を狙って、迷わず、走る。大会屈指の右腕を攻略した加古川北の「足」が光った。

 5回2死一、三塁。宇治橋の打席で、一塁走者の佐藤がサインで走り出すと、三塁走者・小田嶋も自分の判断でスタートを切った。「捕手が二塁しか見てなかったので、いけるなと思った」と小田嶋。捕手が二塁へ送球せず、三本間に挟まれたが、三塁の送球が自身の体に当たる幸運もあって生還。宇治橋が中前適時打を放って2点目。4回まで完璧に抑えられていた金沢のエース釜田を攻め立てた。

 加古川北が鍛えているのは、思い切りよく走る意識だ。「どうせアウトになるなら、より先でアウトになろう」がチームの合言葉。先制点は二塁打を放った小田嶋が、守備のスキを突いて三塁に進んだからこそ生まれた。

 普段の練習でも、最初のメニューは走塁。投手がワンバウンドの球を投げた瞬間にスタートを切るなど、様々な状況を想定して、走る。秋の公式戦12試合で35盗塁は、その成果だ。

 「公立校は野球のうまい子が毎年入ってくるわけではない。でも、走ることは誰でもできる。勝つためにリスクを背負うのは当然」と福村監督。都倉主将も「今日はちょっとした走塁ミスもあったが、うちらしい勝ち方だった」と胸を張った。

 失敗を恐れぬチームは、持ち味を出し切って選抜初出場初勝利を飾った。(勝見壮史)

 ■緩急生かし的絞らせず 加古川北・井上が大会初完封

 加古川北の右腕井上が、今大会完封一番乗り。1回こそ1死から連続四球を与えたが併殺で切り抜けると、緩急を生かした本来の投球を取り戻す。力みのないフォームから繰り出す直球は手元で伸び、自己最速の140キロをマーク。カーブ、チェンジアップなども効果的に使い、的を絞らせなかった。被安打は2。イニングの先頭打者の出塁を一度も許さず、三塁も踏ませなかった。「みんながしっかり守って、点を取ってくれたおかげ。釜田君との投げ合いを楽しめたし、自信になった」と胸を張った。

   ◇   ◇

 ■金沢150キロ右腕「空回り」

 甲子園のスタンドから一斉にどよめきが起きる。金沢の右腕釜田の直球は最速150キロを記録。5回2死まで1人の走者も許さず、5者連続を含む9奪三振。「今までにないくらい調子はよかった」

 ところが、直後の打者に初安打となる二塁打を浴びてから投球が一変する。「うちの打線が打てていなかったので、1点もやれないと思ったら空回りした」。力みが制球を狂わせ、甘くなったところをことごとく狙われた。昨冬から取り組んできた新フォームも裏目に。動作を大きくして球威は増したが、体力の消耗も激しくなり、終盤は自慢の球威がなりを潜めた。

 「走者が出てからも、落ち着いて投げられるようになりたい」。夏に向けた課題を手に、大会屈指の好投手はふるさとへ戻る。

 ●丹保(金) 「初安打を許してから、野手が慌てた。無駄な失点ばかり。釜田に甘えてばかりいられない。守備を鍛え直します」

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