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善戦のチーム支えた司令塔 都紅葉川・桶嶋太一主将

2005年07月20日

写真

8回表、生還する桶嶋主将=神宮

 打球が地面に弾んだのが見えた瞬間、都紅葉川の三塁走者・桶嶋太一主将は猛ダッシュした。

 昨秋の都大会準優勝の日大豊山相手に1―4と善戦して迎えた8回表、1死二、三塁。二塁手の本塁への送球がわずかに横へそれた。「まっすぐ足から入れば間に合う」。低く滑り捕手のタッチをかいくぐった=写真。

 野選を誘う主将の好走塁でチームは勢いづく。続く佐藤直樹君の適時二塁打で1点差。なお1死二、三塁。日大豊山はたまらずエース・麻生純也君を登板させた。それでも桶嶋君は「逆転できる」と思っていた。

 1本のビデオが手がかりだった。

 対戦前、桶嶋君ら都紅葉川の選手たちは才野秀樹監督から日大豊山の1回戦のビデオを見せられていた。相手をよく知り、「名前負けムード」を一掃するためだ。

 捕手の桶嶋君は、研究の成果をまずリード面に生かした。審判にいくら「ボール」といわれようが、1回戦で相手打線が打ち損じていたコースに球を集中。2試合連続10点をあげている日大豊山に猛攻を許さなかった。

 ビデオでは投球面も徹底的に研究。麻生君については、配球やフォームの癖までチェックした。

 だから麻生君の投球練習が始まると、桶嶋君は副主将の永井亮佑君とともに選手を集め、ベンチで「緊急の円陣」を組んだ。分析した内容と対策の確認のためだ。実際、麻生君の投球はビデオで見た通りだった。

 ところが、研究し尽くしたはずの麻生君を捕らえ切れない。「みんな力が入り過ぎて普段の力が発揮できなかった」。9回2死で打席が回ってきた桶嶋君。一球一球気合を入れて臨んだが中飛に打ち取られた。

 「絶対勝つつもりだったのに」。チームの司令塔は強豪をヒヤリとさせた善戦にも悔しさをにじませていた。=神宮


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