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快投終盤まで「悔いなし」 京華商・本多投手

2005年07月17日

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9回裏、ベンチから必死に声援をおくる本多君(中央奥)=神宮

 「投げていて怖さは感じなかったです」。初戦で無安打無得点試合を演じた京華商のエース本多修平君は、その言葉通り、終盤まで快投した。

 相手は高校通算本塁打30本以上の打者が居並ぶ強打のシード校二松学舎大付。初回こそ連続二塁打で1点を失ったが、内外角を突く低めの直球と縦に割れるカーブを使い分け、2回以降は連打を許さない。7回まで2失点に抑えていた。

 「無安打無得点の後だけどいつも通りやろう」と登ったマウンド。体は軽い。球は切れていた。二松学舎大付の市原勝人監督も「低めの直球にてこずった。(点が取れず)ずっと守れ、守れと指示していた」。7回裏には自身の適時打で1点差。球場に「二松危うし」のムードが漂った。

 だが8回、制球が微妙に狂い始める。先頭打者を四球で歩かせると、打席は初回に適時二塁打を放った石川祐太君。四球の後、ストライクを取りに行った直球はバックスクリーンにたたき込まれた。3点差。「自分の投球を取り戻そうと思ったが、あれで負けムードになって、そのままずるずると……」。息を吹き返した相手打線に連打を浴び、試合を決められた。

 身長は170センチほど。努力と負けん気で体格をカバーしてきた。今大会の京華商の3得点中2打点が8番打者・本多君だ。丸幸生監督は「気持ちが強い。負けた時、一番泣く子なんです」。

 責任感も強い。昨夏の開成戦では右手の人さし指をけがし、皮がめくれ上がり、出血。それでも周りが気付くまで投げ続けた。「1度マウンドに登ったら最後まで守り通したい」

 9回2死で7点目を失い無念の降板。「後の投手を信じて託した。これだけの戦いが出来て悔いはありません」。その目は誰よりも真っ赤だった。


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