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U18世界一の「二刀流」山形中央・武田選手 「もっとチャレンジ」

2023年9月13日10時45分

朝日新聞DIGITAL

 悲願の初優勝を果たした野球の第31回U18(18歳以下)ワールドカップの高校日本代表。投打の主力を担ったのが、山形中央高校の武田陸玖選手(山形県天童市出身)だ。継投で出場した3試合で無失点に抑え、打率3割6分超と活躍した。

 県内に戻った武田選手は12日、中央高で優勝報告会に臨んだ。同級生らを前に「最高の結果で終えることができた。たくさんの応援を頂いた分、次は自分が皆さんを応援していく」と話した。報告会後、取材に応じ、「トップレベルの環境で投打の両方で手応えがあった」と振り返った。

 甲子園の出場経験はなかったが、今春の代表候補合宿で馬淵史郎監督に素質を「一級品」と称賛され、全国的に知られるようになった。

 9人の投手陣の中で、数少ない左腕として重宝された。スペイン戦(1日)、ベネズエラ戦(4日)、韓国戦(7日)に継投で登板し、計5回3分の1を無失点に。韓国戦では、連打を浴びた2番手投手の救援に入り、以降は得点を許さなかった。

 終盤のプエルトリコ戦(8日)以降は、馬淵監督から「打てる雰囲気があった」と4番指名打者を任された。「正直びっくりした。チームのためにやるしかないと考え切り替えた」。プエルトリコ戦で2点適時打を放ち、決勝までの3試合で8打数4安打3打点と、打撃でも躍動した。

 最も印象に残った打席に挙げたのは、逆転劇につながった10日決勝の送りバント。1点を追う四回、四球を選んだ先頭の緒方漣選手(横浜)の後、馬淵監督の指示を受けて三塁方向に転がし1死二塁とした。「勝つために自分の仕事をやろうと。緊張したが、しっかり決められて良かった」。後続が連続でバントを決め、決勝点につながった。

 卒業後の進路は未定だが、「レベルの高いところにチャレンジし、野球を続けたい」。プロ野球や大学野球なども視野に入れる意欲を見せた。新しいステージで「二刀流」の活躍を見られる日は遠くなさそうだ。(小川尭洋)

 ■武田陸玖選手の打撃成績

            打数 安打 打点

パナマ戦3番DH    3  0  0

プエルトリコ戦4番DH 3  2  2

台湾戦①4番DH    3  1  1

台湾戦②4番DH    2  1  0

(U18公式サイトから。DH=指名打者)

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