選手の表情さまざま 高校野球奈良大会の写真展
7月の第105回全国高校野球選手権記念奈良大会の写真展(朝日新聞奈良総局、奈良三重朝日会主催)が2日も、奈良市三条大路1丁目の朝日新聞奈良総局で開かれ、多くの来場者が訪れた。3日は最終日で、午前11時~午後4時。
記者や全日本写真連盟県本部会員が撮影した表情豊かな球児らの写真が、開幕試合から決勝まで全34試合ごとに展示。展示写真以外をとじたファイルも多数置いている。
郡山の主将だった中尾晄生さんの父親、剛さん(49)は3回戦で郡山が高田に敗れた試合写真を見ながら、「負けた試合は悔いが残る感じがします。一番泣いているのが息子です」。小中学校の友達の写真を見に来た奈良高校3年、井上桃花さん(17)は「クラスではしゃいでいた友達も、野球をしていると真剣な表情でした」と話した。
奈良高専の主将で投手だった田中裕一朗さんの母親、田中恵さん(49)は「まさか息子が1番を背負うとは思わなかった。楽しそうにやっている写真を見られてよかった」。高田の森井眞翔(まなと)選手(2年)の祖母、増田たえ子さん(81)は「写真で見ると、大きくなってたくましいです」と喜んだ。
入場無料。来場者用の駐車場はない。(佐藤道隆)