昌平リード、追う浦和学院 市川越・大宮東にも力 高校野球埼玉大会
(7月8日開幕予定、前年優勝校:聖望学園、前年参加チーム数147)
昨秋、今春と県大会を制し、初の甲子園出場を狙う昌平が、総合力で頭一つ抜けている印象だ。
昌平は、多彩な変化球が持ち味の左腕の渡辺俊輔や、140キロ台の速球を投げ込む2年の佐藤立羽ら投手陣が安定している。主将で捕手の斎藤陽貴のリードも光る。上位打線を担う甲斐陸斗や金子晄也、長打力のある2年の山根大翔らを中心に打線もつながりがある。
追うのは浦和学院。昨夏は決勝で敗れ涙をのんだが、春の県大会では5試合で43得点と打線の厚みが増した。
春の県大会では市川越と大宮東が4強入りするなど、公立勢の躍進が目立った。25年ぶりの公立の代表が生まれるかにも注目が集まる。(野口駿)