浜田・開星が総合力でリード 春Vの大社は機動力 高校野球島根大会
(7月12日開幕予定 前年優勝校:浜田 前年参加チーム数38)
昨夏覇者の浜田と6年ぶりの優勝を目指す開星が総合力でややリードする。
浜田のエース左腕、波田瑛介は140キロ超の直球に切れがあり、春の県大会3回戦では開星を完封した。波田が中心となる打線は切れ目がない。開星は直球に伸びがある左腕、百合沢飛(たか)、緩急が持ち味の右腕、赤名琉聖ら投手層が厚い。打線は広角に打ち分ける前井出侑哉、山本芭月(はづき)が引っ張る。
続くのは春の県大会を制した大社だろう。バントを絡めた機動力が強み。エースの右腕、安松拓海を軸に継投策が鍵を握る。
春の県準優勝の立正大淞南や一昨年の夏の甲子園8強の石見智翠館も上位候補。長打力のある高野颯太、槙野隼稀(しゅんき)がいる三刀屋、左の好投手2人がそろう平田、制球力が高いエース宮内一寿(いちじゅ)を擁する益田も注目だ。(堀田浩一)