慶応は白山―平塚工科の勝者と初戦 高校野球神奈川大会の組み合わせ
第105回全国高校野球選手権記念神奈川大会(県高野連、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が10日、横浜市内であり、参加167チームの組み合わせが決まった。
今春の選抜大会に出場し、春の県大会も制した慶応は白山―平塚工科の勝者と、春の関東大会8強の相洋は麻生―菅の勝者と当たる。
春の県大会4強の横浜隼人は県川崎・幸―横浜翠嵐の勝者、東海大相模は湘南学院―百合丘の勝者と対戦。3年連続で夏の甲子園出場を狙う横浜は上溝南―厚木西の勝者との初戦に臨む。
大会は7月7日に横浜スタジアムで開会式があり、8日から県内12球場で熱戦が繰り広げられる。順調に進めば、決勝は26日の予定。
■神奈川大会の展望
(前年優勝校 横浜 前年参加チーム数170)
春夏連続の甲子園出場を狙う慶応を、今春の県大会準優勝の相洋や3連覇を目指す横浜などの実力校が追う展開が予想される。
慶応は丸田湊斗や長打力のある渡辺千之亮を軸に、5試合で44得点と打力で圧倒し春の県大会を制した。選抜大会で8回1失点と好投した小宅雅己を筆頭に、制球力のある松井喜一、左腕鈴木佳門と投手層も厚い。
相洋は、大谷祇人と大場智仁、中島翔人の3投手で関東大会8強に。打線は永野悟史、渡辺怜斗が勝負強い。横浜には、1年時から甲子園を経験するエース杉山遥希や緒方漣など投打に柱がいる。春4強の横浜隼人はエース石橋飛和が安定し、東海大相模は中軸の及川将吾を中心に打線に力がある。横浜創学館や日大藤沢も力があり、楽しみな存在だ。(原晟也)