帝京長岡、星稜に惜敗 北信越地区高校野球大会
第148回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は4日、石川県で準決勝2試合があった。1回戦で快勝した新潟県勢の帝京長岡(新潟1位)は、強豪の星稜(石川1位)と対戦。1―2で惜敗し、3位となった。
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帝京長岡は星稜を上回る8本の安打を放ったが打線がつながらず、相手の好守にも得点を阻まれた。
帝京長岡は四回、4番服部が右翼への長打で一気に本塁を狙ったがタッチアウト。先制のチャンスに「自分の判断でいけると思ったが」と悔しがった。
結果は三塁打。長打力が持ち味の服部は、北海道の中学校から「芝草監督の指導を受けて甲子園に行きたい」と帝京長岡に進んだ。2点を追う八回には、「まず1点を返す」と「真ん中真っすぐ」の狙い球を右翼前にはじき返す適時打で意地を見せた。監督は「あそこで打てるのが服部」と信頼も厚い。
先発した小林は、1回戦で投げたエース茨木との二枚看板。5安打を浴びたが、5奪三振など緩急のあるピッチングでしのいだ。
「勝ち進むほど1点差のゲームは増えてくる。勝負強いバッティングができるようにならなければ」と服部。夏に向けた練習がまた始まる。(北沢祐生)