富山商、航空石川に敗れる 北信越高校野球
第148回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は3日開幕し、金沢市内の2球場で4試合があった。県代表の富山商は、初戦で日本航空石川(石川2位)と対戦。終盤まで接戦を演じたが、1―4で敗れた。準決勝は4日、決勝は6日に行われる予定。
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富山商は七回、スクイズで1点を返して1―2まで追い上げた。八回は無得点だったが、1点差で最終回の攻撃に向かうはずだった。
ところが八回裏。四回途中から登板していた、主将でエースの上田海翔(3年)に誤算が起きた。
相手の4番、5番をあっさり打ち取って二死とした後、「少し抜けてしまった」という初球の直球を6番打者にとらえられ、本塁打とされた。後続2人にも連打を許し、この回に2点を失った。チームはそのまま3点差で敗れた。
試合後、上田は「全員でがまんして戦ってきたのに自分が崩してしまった」と悔しがった。一方、強豪と争った今大会で課題も見つけた。「プレッシャーのかかる場面でも普段通りのプレーができるよう、総合的にレベルアップしたい」と語り、夏の再起を誓った。(大谷秀幸)