石川県勢3校が準決勝へ 北信越地区高校野球
第148回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)は3日、石川県内で開幕し、1回戦4試合があった。県勢は、星稜が丹生(福井)を、日本航空石川が富山商(富山)を、遊学館が上田西(長野)をそれぞれ破って4強入りを決めた。ともに終盤までもつれた試合を制した。準決勝は4日、県立野球場である。(土井良典、小崎瑶太)
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公式戦に出場できない女子部員たちにもスポットライトを。3日開幕した北信越地区大会では、日ごろ男子部員とともに選手として練習に励む女子部員が始球式に臨んだ。
石川県立野球場では、七尾東雲3年の松井春乃さんが「登板」。球児の兄にあこがれ、中学1年から野球に。力強いボールを投げ、「思い切り投げた。緊張して少しそれたから70点かな」と言いながら笑顔だった。ソフトボール部とも掛け持ちしていて、始球式後はすぐに同部の試合に向かった。
金沢市民では、羽咋3年の高田瑠葵(るき)さんが投げた。小学生の頃から野球を始めた外野手。「できると思っていなかった。暴投したらどうしようかと思った。夏は出場しなくても、全力でサポートしたい」と話した。