帝京長岡、打撃戦制して初戦突破 北信越地区高校野球大会
第148回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)が3日、石川県で開幕し、1回戦4試合があった。新潟県勢で唯一出場している帝京長岡(新潟1位)は打撃戦を制し、小松大谷(石川3位)に9―6で勝利。4日の準決勝で星稜(石川1位)と戦う。
◇
帝京長岡が14安打の猛攻をみせ、10安打を放って粘る小松大谷に打ち勝った。
帝京長岡は一回表、3番浮ケ谷の左翼席に飛び込む本塁打で先制。「初回にいいバッティングができればチームが乗れる」。そんな意識で打席に立ち、「低めの真っすぐ」を強振した。
ほかに2本の二塁打も放ち、4打数3安打2打点と攻撃の要としてチームを勢いづかせた。「春の県大会から成長し、いいバッターになった」と芝草監督。
浮ケ谷に刺激された帝京長岡は、長沢の2本の二塁打など毎回安打で得点を重ね、七回に1点差まで迫ってきた小松大谷を振り切った。
準決勝に向け、芝草監督は「走塁ミスなどの反省をいかし、締まった野球をやりたい」。浮ケ谷は「自分たちの攻撃的な野球で一つ一つ勝って、歴史を変えていく」。強い思いを持って強豪校に挑む。(北沢祐生)