高校野球選手権滋賀大会は7月8日開幕 53校50チームが出場
第105回全国高校野球選手権記念滋賀大会(滋賀県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の運営委員会が2日、朝日新聞大津総局であり、大会日程が決まった。7月8日にマイネットスタジアム皇子山(大津市御陵町)で開幕し、開会式には全チームが参加する。順調に進めば、7月28日に同球場で決勝がある。
大会には、連合チームを含む53校50チームが参加する。部員不足のため、①信楽・愛知・長浜農業②湖南農業・甲南が連合チームとして出場する。春の県大会で4強に入った近江、滋賀学園、綾羽、甲西がシード権を得た。2回戦からの登場になる。
新型コロナウイルスが、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行して初めての滋賀大会。ほぼ従来通りの開催になるが、観客どうしの距離を十分に確保することなどを呼びかける。運営委員会で県高野連の馬場光仁会長は「注目される大会。皆さんの力を頂いて成功させたい」とあいさつした。
会場は、マイネットスタジアム皇子山とHPLベースボールパーク(彦根市松原町)の2球場。
日程は、1回戦=8~12日▽2回戦=15~17日▽3回戦=21、22日▽準々決勝=24日▽準決勝=26日。28日の決勝はマイネットスタジアム皇子山である。
予備日は13、14、18、19、29日。20日は終業式で試合はなく、準々決勝、準決勝、決勝の前日は休養日の予定。
雨天時などに試合を中断し、翌日以降に再開する継続試合を前回大会に続き導入。九回終了時に同点の場合は、十回からタイブレークを開始する。
入場料は一般1千円、高校生500円、中学生以下と障がい者は無料。
組み合わせ抽選会は6月20日午後4時から、栗東市綣(へそ)2丁目の「栗東芸術文化会館さきら」である。
優勝校は8月6日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する全国大会に出場する。(仲程雄平)
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滋賀大会の優勝校、準優勝校に贈られるメダルと盾は、第94回大会から制作を担当している彫刻家で京都教育大学非常勤講師の森野政順さんが手がけた。
今年の作品は、左右に打者を配置し、練習の成果を発揮するためにチャンスを逃すまいとする、打者の意志の強さと戦う姿を表現したという。
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マイネットスタジアム皇子山(大津市御陵町)では、滋賀大会でグラウンドを整備する「子どもグラウンドキーパー体験」の参加者を19日から募る。
体験できるのは、7月8、9、15、16、17、22、24、26日に同球場である第1試合。五回終了時にグラウンドを整備する。バックネット裏から試合観戦もできる。
対象は市内在住の小学4~6年生で、保護者の同伴が必要。参加費は無料。各日、先着2人で締め切る。申し込みは19~30日の午前9時~午後5時、マイネットスタジアム皇子山(077・522・8015)へ。担当者は「すぐに埋まってしまう人気企画です」と話している。