選抜4強の広陵がリード 追う広島新庄・崇徳・呉 高校野球広島大会
(7月8日開幕予定 前年優勝校:盈進 前年参加チーム数83)
今春の選抜大会で4強に進んだ広陵が一歩リードする。真鍋慧、小林隼翔、田上夏衣ら強打者がそろい、春季県大会の決勝では広島新庄を10―1と圧倒。昨秋に続き中国大会も制した。入学直後から背番号1をつける2年生エース高尾響は最速147キロの伸びのある直球が強みで、抜群の安定感を誇る。夏に向け、他の投手陣の成長が課題だろう。
追うのは広島新庄、今春の県大会4強の崇徳、呉か。広島新庄の新田遙輝、崇徳の片山翔太はともに注目の好投手で切れのある球を投げる。両校とも守りからリズムをつくる。新監督が4月に就任したばかりの呉は今春の県大会で実力校相手に接戦を制して勝ち上がった。昨春の選抜に出場した広島商、昨夏の代表校盈進(えいしん)も上位を狙う。(魚住あかり)