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内野の要、風を冷静に分析 加藤学園の安東飛雅選手 東海高校野球

2023年5月25日13時21分

朝日新聞DIGITAL

 第70回春季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)の決勝が24日、静岡市駿河区の草薙球場であった。加藤学園(静岡1位)は県岐阜商(岐阜1位)を8―6で破り、初優勝した。県代表が春季東海大会で優勝したのは、2021年の掛川西、22年の浜松開誠館に続いて3年連続となる。

 センターポールの3本の旗が大きくたなびいていた。

 試合前のシートノックの後、加藤学園の安東飛雅(ひゅうが)選手(3年)は中堅から本塁方向の風に気づいた。「風が強い。気をつけていこう」。仲間に声をかけた。

 その成果は序盤で表れた。

 三回表1死、県岐阜商の小林凜人選手(3年)の打球が、左翼手の北條創太選手(2年)と、遊撃手の安東選手の間に高く舞いあがった。2人で追ったが、前進した北條選手はグラブに当てるのがやっとだった。左前安打になった。

 ただ、安東選手は「飛球が押し戻されるかもしれない」と、追いかけていた。素早く球を拾って二塁へ送球。打者走者をタッチアウトにした。地味だが、堅実なプレーでのカバーが光った場面だ。

 安東選手は「他の選手に積極的に声をかける内野の要」(米山学監督)。ピンチでマウンドに集まる時も、真っ先に駆けつけた。

 打撃では送りバントとスクイズバントを一つずつ決め、得点に絡んだ。ただ、八回表にはラインぎわの飛球を捕り切れず、落としてしまい、課題も見つかった。「夏に向けて、守備力をもっと高めていきます」(小山裕一)

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