大分舞鶴が133季ぶり3回目の優勝 県高校野球選手権、大分商破る
第143回大分県高校野球選手権大会(県高野連主催)の決勝が21日、大分市の別大興産スタジアムであり、大分舞鶴が大分商を3―0で破って優勝した。県選手権は年2回開催で、大分舞鶴の優勝は133季ぶり3回目。
今春の九州大会で準優勝した大分舞鶴は、序盤から好機を着実に生かした。二回2死一、三塁の好機に糸永遼太郎(3年)が中前へ運び先制。三回は2死一塁から野上大耀(2年)の二塁打で追加点を奪った。
投げては「コントロールとキレを意識した」という野上龍哉(3年)が好投し、七回から秋田康介(1年)が登板。今春の選抜大会に出場した大分商の打線を計2安打に抑え込んだ。
河室聖司監督は「ピンチにも慌てることなく、いい試合ができた」と振り返った。「(九州大会を含めて)いい経験を積んでいるが、決して強くない」と語り、夏の大会に向けては「チャレンジしていくだけ。得点力を上げていきたい」と話した。(奥正光)