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県岐阜商が決勝へ 壁乗り越えた期待の逸材が本塁打 東海・高校野球

2023年5月21日21時45分

朝日新聞DIGITAL

 第70回春季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)は21日、静岡市の草薙球場で準決勝2試合があった。県岐阜商(岐阜1位)は東邦(愛知1位)に4―3で競り勝ち、7年ぶりの決勝進出を決めた。加藤学園(静岡1位)は至学館(愛知2位)を3―1で破った。決勝は23日午後0時半から同球場である。(高木文子)

 ■逆転本塁打の園田選手「感謝の気持ち」

 決勝進出がかかる大舞台。県岐阜商の背番号17、園田進之助選手(3年)が八回に逆転の2点本塁打で試合を決めた。身長183センチの6番打者は、ダイヤモンドを回りながら右拳を突き上げ、「ウオー」と雄たけびを上げた。

 この日は2安打と好調で、八回の打席を迎えた。初球、狙っていた内角の直球を振り抜いた。

 小学6年生のころから鍛治舎巧監督がその将来性に注目していた。憧れの県岐阜商に進み、1年生からメンバー入りし、自宅は岐阜市内だが、自分を追い込もうと入学直後から下宿生活に。朝から金華山を往復する1時間のダッシュ、ベンチプレスやスクワットのトレーニング……。夜は白米を1キロ平らげる。体重は入学後から15キロほど増えて86キロに、打球の伸びにも手応えを感じている。

 4番を打つ時期もあったが、試合では力んでしまう。今春もスランプに悩んでいた。「打てない時期もあってつらかった。監督にはありがとうございますと、感謝の気持ちしかない」。スタンドで見守ってくれた両親にも、「恩返しのためにがんばれた」。

 「一つ大きな壁を破ったかな、という感じです」と鍛治舎監督。園田選手も「本番は夏。甲子園で活躍したい」と、上を目指す。(高木文子)

 ■継投の森が東邦打線を被安打1

 ◎…県岐阜商が終盤に粘りを発揮して、シーソーゲームに競り勝った。三回は小林凜と三塚の連打で追いつき、四回も園田の二塁打などで勝ち越しに成功。1点差を追う八回には園田の逆転本塁打が飛び出した。七回から継投の森が東邦打線を被安打1に抑えた。

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