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「よっしゃ」代役の捕手、公式戦初の本塁打 大垣日大・北村琉翔選手

2023年5月20日21時45分

朝日新聞DIGITAL

 (20日、第70回春季東海地区高校野球大会1回戦 岐阜・大垣日大4-5静岡・加藤学園)

 大垣日大の北村琉翔選手(3年)が、公式戦初となる本塁打を放った。

 六回1死二塁の好機で打席に。その前の2打席はいずれも三振。この打席は直球に狙いを定めていた。5球目、無心で振り抜いた打球は快音を響かせライト方向へ。「よっしゃ、外野越えた」。スタンドの歓声でホームランだと確信し、笑顔でホームを踏んた。

 先発を告げられたのは前日だ。春の選抜大会は捕手として出場したが、春の県大会は高橋慎選手(3年)が捕手を任され、出場がなかった。この日は高橋選手の体調不良で出番が回ってきた。「僕しかない。やったろう」と奮起した。

 起用した阪口慶三監督も「うれしかったね。練習にすごくまじめに取り組んでいる」と目を細める。

 ただ、本塁打以外はすべて三振に倒れた。低めの変化球に手が出てしまったという。「追い込まれる前に勝負して、追い込まれても低めの変化球を見極めるのが課題」と話した。

 身長170センチと小柄ながら、最後の夏に向けて中軸入りをめざす。「スタメンを取り返すためにもっと打っていかないと。4番を打つ慎(高橋選手)みたいに長距離砲は無理でも、打率を残せれば」。試合後の表情は、もう引き締まっていた。

■大垣日大、一時は3点リードも

 大垣日大は3点のリードを守れず逆転負けした。四回に米津の適時二塁打で同点、六回には北村の本塁打で3点差に広げた。その裏、左腕矢野が連打を浴びるなどして同点、八回も連打で勝ち越された。打線は七回以降、相手の継投につながりを欠いた。(高木文子)

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