富山商が優勝 8年ぶり24回目 北信越高校野球県大会
第95回春季高校野球県大会(県高野連など主催)の決勝が9日、県営富山野球場であった。富山商が2―1で富山第一にサヨナラ勝ちし、8年ぶり24回目の優勝を決めた。富山商は6月3日から石川県で開かれる北信越地区大会に出場する。
富山商は今大会、ノーシードから勝ち上がってきた。上田海翔(かいと)主将は「各チームレベルアップしてくると思うが、その上を超えられるようにして、夏も甲子園に行けるようにしたい」と話した。
◎…富山商が少ない好機を生かし接戦を制した。1点を追う五回、2死一塁から、1番竹田の安打と相手の失策の間に同点。九回、四球や申告敬遠、相手の失策などで1死満塁にすると、3番福田の左犠飛で鶴田が生還した。
富山第一は二回、失策で出塁した浦田が相手の暴投の間に生還して先取点を挙げた。六回にも4番村の二塁打などで好機をつくったが、本塁が遠かった。(大谷秀幸)