仙台育英が優位に立つ 東北・仙台商は投手陣充実 高校野球宮城大会
(7月7日開幕予定 前年優勝校:仙台育英 前年参加チーム数64)
全国制覇した昨夏の主力が残り、今春の選抜でも8強に入った仙台育英が大きくリードする。
高橋煌稀、湯田統真、仁田陽翔(はると)ら甲子園での経験が豊富な投手陣では、左腕の田中優飛が春の県大会決勝で好投し、2年生の武藤陽世、佐々木広太郎も力をつける。尾形樹人(みきと)が昨夏に続き正捕手を務める。攻撃陣も昨夏からの主力、斎藤陽(ひなた)、橋本航河、主将の山田脩也が引っ張る。2年生で主軸の鈴木拓斗は長打力が魅力。須江航監督はその素質に太鼓判を押している。
追うのは東北、仙台商だ。今春の選抜に出た東北は本格派右腕のハッブス大起を擁し、春の県準優勝の仙台商は直球、変化球ともに切れが良い阿波壮汰(そうた)、下手投げの大友光晴(こはる)ら投手陣が多彩。
粘り強い全員野球で今春の県3位に入り38年ぶりに東北大会に出た仙台一も続く。地力のある古川学園、東陵、利府、191センチの投手、大内誠弥が急成長した日本ウェルネス宮城も大会を盛り上げそうだ。(福留庸友)