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帝京、春の都大会10年ぶりV 見守った名将が語った名門復活への道

2023年4月30日20時45分

朝日新聞DIGITAL

 春季東京都高校野球大会(東京都高校野球連盟主催)は30日、スリーボンドスタジアム八王子で決勝があり、帝京が関東第一を7―3で破り、10年ぶり14度目の優勝を飾った。

 10年ぶりの春の頂点。優勝が決まると、三塁側の帝京ベンチから選手たちが勢いよく飛び出し、マウンド上で喜びを爆発させた。

 春の大会では珍しい光景を、じっと見つめる人がいた。2021年夏限りでユニホームを脱いだ前監督の前田三夫名誉監督(73)だ。「若い指導者たちが一生懸命やってくれている。こんなに早く結果が出るとは。うれしく思います」

 今の3年生は監督として最後に教えていた選手たちなだけに、喜びもひとしおだ。「体がでかくなった。集中しているし、チーム一丸となって粘りが出てきた」と目を細める。今でも練習に顔を出すが、グラウンドにいるのは30分までと決めている。「これで一区切り。また夏に向けて新しい挑戦をしてほしい」

 春1度、夏2度の甲子園優勝を誇る名門も、11年夏を最後に甲子園から遠ざかっている。21年秋から指揮を執る金田優哉監督(37)は帝京の卒業生。甲子園も経験した。22年春、22年夏、22年秋と3大会連続で準決勝敗退だった。

 迎えた今大会。準決勝で早稲田実を破って4強の壁を越えて勢いに乗ると、決勝では同じ東東京の関東第一に快勝した。

 金田監督にとっても初タイトルだが、浮かれてはいない。次の舞台は関東大会。「選手たちの目標はここじゃない。甲子園という夢をかなえてあげたい」。甲子園のグラウンドの感触を選手たちにも味わってほしい――。名門復活へ、ここからが正念場だ。(野田枝里子)

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