大谷、佐々木朗…165キロ対応 札幌円山球場にやっとスピードガン
北海道の高校野球の主会場になる札幌円山球場(札幌市中央区)にようやくスピードガンが設置された。大谷翔平投手と佐々木朗希投手の日本選手最速とされる「時速165キロ」まで計測できる最新鋭の機器だ。
札幌市が24日、報道陣に公開した。同球場は1935年から使われ、改修を繰り返してきた。市はこのたび約2億円をかけ、1995年以来、28年ぶりにスコアボードを改修した。
スコアボードは横20・8メートル、縦5・76メートルで、フルカラーLED方式。映像も流せる。約1500万円でスピードガンの機能も加えた。少年野球の時速75キロから165キロまで計測できる。29日のリトルシニア大会から試験運用する。
道野球連盟の柳俊之会長は「ファンが知りたかった球速を見られるようになり、今後、スコアボードの画面表示を使ってどんなファンサービスができるか知恵を絞りたい」と話した。(能田英二)