鳥取城北と米子松蔭が29日の決勝へ 春季鳥取県高校野球大会
春季鳥取県高校野球大会兼第140回春季中国地区高校野球大会県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞鳥取総局など後援)は23日、鳥取市のヤマタスポーツパーク野球場で準決勝2試合があり、鳥取城北と米子松蔭がともにコールドで勝って決勝に進出した。最終日の29日は3位決定戦(午前10時半開始)と決勝(午後1時開始)が同球場である。(清野貴幸)
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米子松蔭の2番手、山本裕司投手が4回1失点と粘り強く投げ、チームの決勝進出を牽引(けんいん)した。
「予定通り」(塩塚尚人監督)の四回から登板した時点でスコアは1対1。死球で出した先頭打者を適時打でかえされたが、この回を1失点で乗り切った。
五回からは変化球が決まりだし、七回まで先頭打者をすべて抑えてリズムに乗り、味方打線の奮起を呼び込んだ。
身長161センチと投手としては小柄。「強い球で三振を取らなくても、(打ち取って)アウトにするつもりで投げている」。コメント通りの好投だった。