スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOS App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

「逆転の報徳」見せられなくても 堀柊那主将が口にした感謝の言葉

2023年4月1日19時38分

朝日新聞DIGITAL

  (1日、第95回記念選抜高校野球大会決勝 兵庫・報徳学園3―7山梨学院)

 5点を追いかける八回。報徳学園のベンチの雰囲気は、沈んでいなかった。準決勝でも5点差をはね返した「逆転の報徳」だ。

 無死一、二塁。堀柊那(しゅうな)主将(3年)が大声援のなかで打席に立つ。初球の直球を打ったが、内野ゴロに。この回1点を返したものの、逆転はならなかった。「そんなに簡単には優勝できないんだな」。相手の校歌を聴きながら、悔しさがこみ上げた。

 絶対的なエースがいる山梨学院に対し、報徳学園は継投で勝ち上がった。捕手として、2年生3人を含む4投手の持ち味を引き出してきた。今朝丸裕喜投手(2年)は「『負けてもいいから思いきって来い』と声をかけられたことが印象に残っている。頼りになります」と話す。

 21年ぶりの優勝は果たせなかったが、春の連覇を狙った大阪桐蔭や昨夏の王者仙台育英という強豪を下し、準優勝旗を受け取った。支えになったのは、練習を手伝ってくれたり試合ごとにLINEで応援メッセージをくれたりしたベンチ外のメンバーや、スタンドからの大声援だった。「自分たちの最大の力以上のものが出せた」。準優勝校をリードした主将が口にしたのは、感謝の言葉だった。(熊谷姿慧)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ