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報徳学園、劣勢はね返せず 4番石野「優勝見えて欲が出たのかも」

2023年4月1日19時15分

朝日新聞DIGITAL

 (1日、第95回記念選抜高校野球大会決勝 山梨学院7―3兵庫・報徳学園)

 21年ぶりの頂点がちらつき、浮足立ってしまった。

 「僕たちの力を出し切れなかった。悔しい」。報徳学園の主将、堀柊那(しゅうな)はがっくりと肩を落とした。

 主導権は先に握った。四回。先頭の堀、石野蓮授(れんじゅ)の連打と犠打で1死二、三塁とし、ボークと西村大和の中前適時打で2点を先行した。だが、流れに乗っていけない。

 3回戦、準々決勝を2試合連続で延長十回サヨナラで制し、前日の大阪桐蔭との準決勝は5点差をひっくり返した。先のことは考えず、「一戦必勝」で駆け上がってきたが、決勝の雰囲気は独特だった。

 4番の石野は言う。「先制して優勝が見えてきて、欲が出てしまったのかもしれない」。五回以降、胸元の速球やひざ元のボールになる変化球に手を出し、相手右腕の術中にはまった。「本来のスイングができなかった」と大角健二監督。計6安打。五回に一挙7失点で逆転を許すと、はね返す力は残っていなかった。

 春の快進撃は止まった。だが、甲子園の決勝の舞台に立ったからこそ、わかった。堀は「勢いだけでは勝てない。技術面も精神面も、もっともっと成長して帰ってきたい」。夏こそ、あと一歩を埋める。(山口裕起)

 ●大角健二監督(報) 準優勝について「完全に力負け。選手たちは(銀)メダルに対して一切満足していなかった。夏に向けてまだまだやらないと」。

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