ボークで先制点与えても崩れず 山梨学院のエース林、最後まで安定感
(1日、第95回記念選抜高校野球大会決勝 山梨学院7―3兵庫・報徳学園)
◎…山梨学院のエース林謙吾の安定感は最後まで際立った。四回1死二、三塁を招くとボークで先制点を与え、直後に適時打を許した。動揺してもおかしくない場面だったが崩れない。高い制球力で後続を内野ゴロ二つに打ち取った。八回のピンチも1失点でしのぎ、強打の報徳学園を勢いづかせなかった。
報徳学園は先発の間木歩が五回1死から四球を与え、5連打を喫して2―5と逆転された。山梨学院打線の集中力は見事だったが、交代がやや遅れ、2番手の今朝丸裕喜がさらに2ランを浴びたのも悔やまれる。(酒瀬川亮介)