狙った初球「絶対に直球だ」 龍谷大平安・山口、九回に意地のアーチ
(28日、第95回記念選抜高校野球大会3回戦 仙台育英6―1京都・龍谷大平安)
龍谷大平安の主将山口翔梧(しょうご)が相手バッテリーの心理を読み切り、意地のアーチを描いた。6点を追う九回の先頭で打席へ。この回から登板した仙台育英の3番手・佐々木広太郎の大柄な体格を見て、「まっすぐに自信があるはず。絶対、直球で入ってくる」と予測。狙い通りに来た初球の低い135キロ直球をすくい上げ、左中間席にぎりぎり届かせた。「夏にもっと打てるようバットを振っていきます」
●原田英彦監督(龍) 「力が足りないということ。相手投手がよかった。打てないし、なかなか連打も出ない。二塁が遠いんじゃないかと思うほどだった」