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メロディーがつなぐ2校の絆 高知×四條畷学園、甲子園に響くエール

2023年3月27日18時00分

朝日新聞DIGITAL

 高校野球ファンの耳を連日楽しませる甲子園の吹奏楽応援。27日の3回戦で惜敗した高知のスタンドは、高知の吹奏楽部と四條畷学園(大阪府大東市)のマーチングバンド部「Burning Bravers」の友情応援が響き渡った。

 高知の吹奏楽部員は4人。四條畷学園の部員は19倍の76人。マーチングバンド部が中心の応援ということもあり、スネアドラム7台、ベースドラム5台、テナードラム3台など多くの打楽器が並んだ。

 四條畷学園のマーチングバンド部は、昨年の第50回関西マーチングコンテスト高校以上の部で金賞を受賞した実力校で、この日も打楽器の軽快なリズムを響かせた。

 高知の吹奏楽部長、橋田和音(かおん)さん(2年)は「四條畷学園さんは音に重厚感もあって一緒に演奏できて楽しい。高知は人数が少ないので友情応援してくれてありがたいです」

 1点を追う八回、高知のスタンドからレディー・ガガのヒット曲「ポーカー・フェイス」が流れ選手を後押しした。2死から3、4番が連続長打で同点に追いつくと、スタンドの野球部員や四條畷学園の生徒たちも喜びを爆発させた。

 学校同士は車で片道約5時間の距離。遠方の2校を結びつけたのは、四條畷学園の指揮者である今川直紀さん(42)が、10年以上前から打楽器を教えに高知へ通っていたのが縁だった。

 甲子園での「コラボ演奏」は昨年の選抜大会に続き2回目。今回の応援は高知から四條畷学園に依頼したという。

 四條畷学園のキャプテン赤堀愛子さん(2年)は「学校に野球部がないので、甲子園で応援できるなんて本当にラッキーです」

 グラウンドの選手たちにも応援は確かに届いていた。

 九回に流れていた「英雄」がお気に入りという西村侑真主将(3年)は「この曲に乗って打席の選手が打ってくれると信じて応援していた」。浜口佳久監督は「四條畷学園のバックアップがあってこその今大会の結果でした」と感謝した。(岡純太郎)

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