スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOS App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

センバツ、継投やや増える 完投は昨春より減って11人 初戦を分析

2023年3月26日17時10分

朝日新聞DIGITAL

 (第95回記念選抜高校野球大会)

 第7日の25日で出場全36校が初戦を終えた。昨春に比べ複数投手を起用するケースがやや増えた。

 すでに2試合を戦ったチームもあるが、36校の初戦に限って前回大会と比較した。

 今大会で完投したのは11人で全体の約3割にとどまった。昨春は出場32校のうち、半数を超える17人が完投した。1チームの平均の起用投手数は前回の1・72人に対し、今大会は2・03人だった。

 昨春は150球以上を投げた投手が7人おり、そのうち3人はタイブレークに入った延長13回を完投した(今大会からタイブレークは十回開始)。今大会で150球以上を投げた投手はいない。

 49代表校が参加した昨夏の第104回全国選手権の初戦での完投は14人と3割を切った。

 2020年春に1週間で500球以内の投球数制限が導入されて4年目に入る。

 専大松戸(千葉)の持丸(もちまる)修一監督は「昔は準々決勝、準決勝、決勝と3連投なんてざらにあったけど、投手のことを考えると継投が必須」と言う。

 初戦は大会屈指の右腕平野大地が132球で完封したが、74歳のベテラン監督は3回戦を前に、「平野を100球までは持っていかないつもり」と話す。

 準優勝した昨秋の関東大会4試合で平野を完投させたケースはなかった。

 高知は1回戦を2投手、2回戦を3投手の継投で勝ち上がった。浜口佳久監督は、「継投は常に想定している。まだ投げておらず、肩が軽い投手もいるので、そういう選手も使っていきたい」と語った。

 私立に比べて選手層が薄いとされる公立でも8校のうち4校が複数投手を起用した。

 ただ、初戦を突破した能代松陽(秋田)と光(山口)はともに完封だった。

 光は昨秋の公式戦でエース升田早人が67回を投げたのに対し、ほかの投手陣の投球回は4未満。

 宮秋孝史監督は「夏のことを考えると升田1人で投げきることは難しい。2番手を投げさせられたら夏に向けてのいい収穫にはなるのだが」と語った。(安藤仙一朗)

新着ニュース

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ