東海大菅生の1番打者・沼沢「チーム勢いづけたい」 引き寄せた流れ
(22日、第95回記念選抜高校野球大会2回戦 東海大菅生5―2徳島・城東)
1番打者を務めた沼沢梁成(3年)は、積極的な打撃と走塁で東海大菅生に流れを引き寄せた。
1点先行されて迎えた一回の打席。味方の先発投手は2年生で、「3年生でカバーしようと思った。初球からどんどん振って、チームを勢いづけたかった」。初球を振り抜くと、打球は右前に落ちた。快足を飛ばして二塁へ。「アウトになってもいいから、積極的に行こうと思った」。滑り込んでセーフ。犠打や相手の暴投で、同点のホームを踏んだ。
再び先頭となった三回は、内野安打で出塁。三塁に進んだ後、酒井駿輔(3年)の適時三塁打で生還した。チームが積極的な走塁を心がける中、牽引(けんいん)役としての期待に応えた。東海大菅生の上田崇監督は「チームで一番勢いがある。一人でかき回してこいとずっと言っている」。沼沢は「次戦も1番打者として、ふさわしい成績を残したい」と意気込んだ。(滝沢貴大)