センバツ初戦で対戦する健大高崎と報徳学園、両監督が意気込み語る

　【群馬】健大高崎は第95回記念選抜高校野球大会の2回戦（初戦）で、昨秋の近畿大会準優勝の強豪、報徳学園（兵庫）と対戦する。天候不良の予報のため、23日に予定されていた試合は24日に順延となった。初戦を前に、健大高崎の青柳博文監督と報徳学園の大角健二監督に試合の意気込みや勝負のポイントを聞いた。

　　　　　◇

　――対戦相手の印象は

　青柳　中軸に力があり、攻撃力が高い。投手陣も盛田選手を中心にレベルの高い投手がそろっている。

　大角　攻撃力があり、守備力も高いチーム。総合力が高いと感じる。

　――警戒する選手は

　青柳　主将で捕手の堀選手。彼の前後の打者をいかに抑えるかがポイントになりそうだ。

　大角　半田選手の足と打撃を警戒している。乗せてはいけない選手だ。捕手の箱山選手も落ち着いている。

　――自チームで鍵となる選手は

　青柳　1番打者の増渕。出塁すれば機動力を発揮できる。投手陣では小玉、加藤、多田の3人が最低限の仕事をしてほしい。

　大角　1番打者の山増ら上位打線の出塁を重視している。注目されている堀も、落ち着いて本来の力を発揮してほしい。

　――チームの状態は

　青柳　森がケガでベンチを外れるが、それ以外の選手は順調にきている。

　大角　宿舎で夜に素振りをするなど、いい意識を保てている。細かいプレーもよくなってきた。

　――理想の試合展開は

　青柳　先制点を取った上で接戦に持ち込むこと。接戦以外では勝てない。4、5点の勝負ではないか。

　大角　理想は5点を取ること。だが、ロースコアの展開を予想している。我慢強く戦いたい。

　――意気込みを

　青柳　相手は優勝候補だがしっかりと研究して対策は立てている。簡単な試合ではないが、なんとか勝てるようにしたい。

　大角　できることをしっかりやる。走塁に力を入れてきたので走っていく。選手たちは臆することなくトライしてほしい。（吉村駿）